ひふみ投信が7/4(火)に「月次運用報告書」を発表しました。
同運用書ではひふみ投信の10位のポートフォリオが開示されるのですが、マイクロソフトが3位に、アマゾンが7位にランクインしていました。
やっとひふみ投信が米国株をポートフォリオに組み入れましたね!賛否両論があると思いますが私的には”アリ”だと思っています。
なぜひふみ投信は米国株をポートフォリオに組み入れたのか?
ひふみ投信が米国株をポートフォリオに組み入れた理由は、純資産が大きくなってきたためです。
ひふみ投信は2017年2月にカンブリア宮殿で放送されて依頼、急激に純資産額を伸ばしています。
「この急激に増えた資産をどこに投資するか?」の答えが米国大型株でした。
日本の大型株と違い、米国大型株は長期的に見ても安定したパフォーマンスを見込めます。
過去15年(2000年4月~2016年3月)の上昇率を見てもNYダウのような米国大型株のパフォーマンスと日経平均を比べると雲泥の差があります。
●過去15年(2000年4月~2016年3月)の上昇率
【NYダウ】65% 【S&P500】44% 【日経平均】-3%
出展:マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト
ひふみ投信の強みの1つに下落相場で下がりにくいというのがあります。
米国株をポートフォリオに組み入れる事により、ひふみ投信はより下落相場で下がりにくくなるが期待されます。
当面、米国株のポートフォリオの10%以内を考えているそうです。
なぜマイクロソフト(MSFT)、アマゾン(AMZN)なのか?
両銘柄ともに将来の成長性も見込んだ、というのが一番にあげられます。
とくにアマゾンは将来性が高く今後もさらなる成長が期待できます。米国の長期金利が上昇傾向にあるので、短期的な株価は両銘柄ともに、下落傾向ですが長期で見れば問題ないでしょう。
マイクロソフトですが、現在の業績の割りに株価がやや弱い事が購入理由だそうです。
アマゾンのPER(株価収益率)が現在190倍なのに対し、マイクロソフトのPERは約30倍と確かに株価が弱い事が分かります。(ちなみにアップル(AAPL)のPERは17倍とさらに割安)
マイクロソフトといえば昔は収益のほとんど(約80%)がOS,Officeライセンス料だったのですが、現在は収益が多角化しています。さらにマイクロソフトは自己資本率が50%以上で、非常に安定した経営をしています。
人気商品となったsurfaceの売り上げも好調ですので、今後に期待したいですね。
中国株投資も視野に
今後は外国株は米国株だけでなく、中国株も投資対象も視野に入れるとの事です。
私自身、中国株は全く知識がありませんが、どうなるか期待して見守りたいところですね。
ひふみ投信の今後に期待
今まで日本の中小型株を中心に投資してきたひふみ投信ですが、米国大型株をポートフォリオに入れて新しいスタートをきりました。
ひふみ投信の最初(8年前)から積み立てていた場合、約300%のリターンがありました。ここ1年でも約26%あります。すごいパフォーマンスですよね。
ひふみ投信はこのパフォーマンスを維持できるのか。毎月積み立てを継続しながら見守りたいと思います。