私は現在、投資信託の積立を楽天証券、日本株や外国株などの個別株はSBI証券で運用しています。
楽天証券は投信積立でポイントが付くという理由、SBI証券は大手で使いやすいという理由で使用しています。
最近、株の売買手数料も年間にするとバカにならないと思い、「どの証券会社が一番手数料が安いか」を調べてたら、GMOクリック証券がかなり凄い事に気付きました。
GMOクリック証券はマイナーな証券会社ですが、財務分析ツールや優待による手数料のキャッシュバックなど、オリジナルのサービスが充実しています。
日本の個別株に投資するならGMOクリック証券が1番コストパフォーマンスが良いんじゃないかと思っています。
今回はGMOクリック証券のメリット・デメリットを他証券会社と比べながら紹介させていただきます。
GMOクリック証券のメリット
GMOクリック証券のメリットは以下の3つです。
- 株式の売買手数料が安い
- 株主優待によって手数料を実質無料にできる
- 財務分析ツールがかなり便利
株式の売買手数料が安い
GMOクリック証券の日本株の売買手数料は国内でも屈指の安さで、なんとSBI証券や楽天証券よりも安いです。
手数料の差はわずかですが、これが売買回数が重なって年間の手数料になると結構バカになりませんので、安いに越したことはないです。
証券会社名
|
株式売買手数料 | |||
10万円まで | 20万円まで | 50万円まで | 100万円まで | |
GMO クリック 証券 |
88円 | 98円 | 241円 | 436円 |
SBI証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
楽天証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
マネックス 証券 |
100円 | 180円 | 450円 | 1,000円 |
岡三 オンライン 証券 |
99円 | 200円 | 350円 | 600円 |
株主優待によって手数料を実質無料にできる
GMOクリック証券は売買手数料をキャッシュバックできる制度があります。
GMOグループの株主になる事によって、株主優待の権利を得ると売買手数料を現金でキャッシュバックしてくれます。
この制度はいまのところGMOクリック証券だけです。
GMOグループはたくさんありますが、株価が1番安くて株価あたりのキャッシュバックが一番良いのは「GMOアドパートナーズ(4784)」にで、わずか44,300円で取得できます。
年間6,000円でも、20万までの株式年を間57回、20~50万以下の株式を21回売買できるので個人の投資家にとっては十分すぎる金額ですね。
証券コード | 名称 | 2018/11株価 | キャッシュバック 金額(年間) | 株価あたりの キャッシュバック金額 |
---|---|---|---|---|
4784 | GMO アドパートナーズ | 443 | 6000 | 13.5 |
7177 | GMO フィナンシャルホールディング | 659 | 6000 | 9.1 |
9449 | GMOインターネット | 1466 | 10000 | 6.8 |
3788 | GMOクラウド | 3585 | 6000 | 1.7 |
3633 | GMOペパボ | 3825 | 3000 | 0.8 |
財務分析ツールがかなり便利
GMOクリック証券は開設するだけで、以下の4つの財務分析ツールが無料で使えます。
- 株価分析
- 財務諸表
- 経営分析
- シミュレーター
株価分析では下の図のように理論株価と現在株価を比較して、現在の株価が割安かどうかを判定してくれます。
(引用:GMOクリック証券公式サイト)
上の図は私が最近購入したKDDIの株価分析の図です。
事業価値と財産価値を足して有利子負債を引いた理論株価と現在株価を比べて割安かどうかをグラフで表示してくれます。
KDDIはフェアバリューと出ていますね。
若干現在の株価が安いので若干バリューといったところでしょうか。
あくまで株価分析は目安のひとつですが、投資判断をする上で一つの指標となりますね。
財務分析も秀逸で最高10年分の財務諸表をグラフ化して見やすくしてくれています。
(引用:GMOクリック証券公式サイト)
ちなみにグラフ化する前の財務諸表はこんな感じ。
(引用:KDDI IR情報)
文字だらけで、見てると眠たくなってきます笑。
この財務分析ツールを一度目を通して投資するだけでも、株価が明らかに割高だったり、有利子負債が極端に多い企業などがグラフで可視化される事によって危ない企業に投資する事を回避しやすくなります。
よって財務分析ツールを使うだけでも投資の失敗確立がかなり下がります。
GMOクリック証券の口座だけ開設しておけば、これらのツールは無料で使えるのでかなりお得です。
ちなみにこの財務分析ツールですが、以前は別の会社の月額5,200円の「Shares」という有料ツールだったそうです。
それをGMOクリック証券が買い取って無料化されたとの事。
GMOクリック証券の口座を開くだけで月額5,200円のツールが無料で使えると思えばかなりお得ですね!
GMOクリック証券のデメリット
GMOクリック証券のデメリットを以下の3つです。
- 投資信託の取り扱い本数が少ない
- 外国株を取り扱っていない
- 単元株を取り扱っていない
投資信託の取り扱い本数が少ない
SBI証券や楽天証券の取り扱い投資信託本数が2,600本あるのに対して、GMOクリック証券は100本程度しかありません。
選択肢は大いに越したことはありませんので、これはデメリットですね。
いちおう有名なファンド(eMaxis slim、ニッセイ、ひふみ)は取り扱っています。
外国株を取り扱っていない
GMOクリック証券では外国株を取り扱っていません。
まだまだ外国株に投資する個人投資家はまだまだ少数派という事でしょうね。
外国株に投資したい方はSBI証券やマネックス証券を使う事をおススメします。
単元未満株を取り扱っていない
基本的に株を買うときは1単元(だいたい100株)から購入しますが、SBI証券やマネックス証券は1株単位から購入する事が可能です。
単元未満株のメリットは2つあって、1つは資金量が少なくても投資できる事。
もう1つのメリットは1株でも優待がもらえる企業がある事です。
有名なのは上新電機(8173)で、1株(2018年11月現在で株価4,000円)で買い物券5000円分がもらえます。
「3285円で5000円がもらえる」というワードがすごいw
1株だけ買って5000円もうらおうかな(^ω^) https://t.co/XPU9CeCsnc— yukigu投資@バリュー消費 (@yukigutoushi) September 23, 2018
GMOクリック証券には単元未満株を買えないので、もし欲しい場合はやはりSBI証券やマネックス証券を使う事をオススメします。
日本株はGMOクリック証券で取引する事をオススメ!
日本株を取引する事だけに焦点をあてれば、手数料が安くて優待で無料化できるGMOクリック証券は本当に良いネット証券だと思います。
取引しないにしても財務分析ツールが優秀すぎるので、口座保有しておいて損はないと思います。
私は日本株だけ株式移管してGMOクリック証券で運用しようと考え中です。
SBI証券やマネックス証券、楽天証券など大手ネット証券からGMOクリック証券に株式移管するのは無料ですので、試してみては?