不労所得と言えば配当金生活が真っ先に思いつきます。
配当金の種類はさまざまで株、債券、不動産、ソーシャルレンディングなど様々な金融商品があります。
高利回りな金融商品はリスクも高いというのが、一般的な常識です(そうでないものもありますが…)。
しかし高リスクな金融商品も長期投資目線で見れば一定の利回りに収斂していきます。
で、私ちょっとある事を思いついたのでやってみました。
仮の数字で金融商品の利回りを計算してみた
例えば仮に株のリターンが15でリスクが10とします(数字は私の感覚で適当)。
債券のリターンが3でリスクが1とします。
不動産のリターンが10でリスクが6とします。
数字のリターンからリスクを引いた値が平均期待利回りとなり、私の仮数字だと株は5、債券が2、不動産が4となり、平均で見れば株が一番儲かるという事になります。
この考え方では平均値が高いものに投資するのが一番合理的という、最近の私の投資に対する考え方に近いです。
この考え方をもとに最近、話題のソーシャルレンディングで考えてみました。
ソーシャルレンディングのリスク
証券取引等監視委員会に処分勧告を受けた「みんなのクレジット」などが有名ですが、なんとこの「みんなのクレジット」は高いものだと利回り12%の商品なんかもあります。
ソーシャルレンディングの最大のリスクは「融資のデフォルト」、つまり投資額が0になってしまう事です。
0になる投資なんて、投資じゃなくて投機だからやらない方がマシという意見が結構多いと思います。
「融資のデフォルト」の確率
例として銀行の不良債券(回収困難または回収不可能な貸金)の比率を見ていきましょう。
2005年ー2012年の銀行の不良債券率は以下です。
地方銀行不良債権比率:約4.3%
結構高いですね!ソーシャルレンディングは歴史が浅いので「融資のデフォルト」は、まだほとんど発生していませんが、地方銀行の比率に近いか、少し高くなるくらいになっていくと推測されます。
以上を踏まえてソーシャルレンディングの期待利回りを計算してみます。
まずソーシャルレンディングの2017年現在の平均利回りは約8%との事。
次に「融資のデフォルト」になる確率は地方銀行より少し高めの5%とします。100回投資したら5回の確率で投資額が0になるという事ですね。
以上のデータをもとに、100回投資したとして計算します。
8(平均利回り)✖️95(5回は0になるので100−5=95)➗100(回)で求めれます。
で結果が平均利回り7.6%と出ました。あれ?結構高い??
という事でソーシャルレンディングは以外とありかもしれないとの結論に致しました笑
といってもボラリティ(価格変動)が高い事が予想されますので、やるなら長期目線で分散投資ですね。
なぜかソーシャルレンディングをオススメするような内容になっちゃいましたけど、そんな事は決してないです笑。
高リスクの金融商品も使い方次第
で、結局何が言いたいのかというとソーシャルレンディングは置いといて、長期的な目線で見た時は、なんと株が一番期待利回りが高い、と何かの本に書いてありました。
株は短期で見るとボラリティ(価格変動)が高いので一見リスクが高いと思われがちですが、実は一番期待利回りが高くてオススメな金融商品なのかもしれません。
ちなみに私は債券を含む投資信託はほとんど投資をしていないです。
債券の役割はボラリティ(価格変動)をおさえるだけの役割としか思っていませんので、株と合わせて投資をする意味は「精神的に安定する」だけです。
合理的に最終リターンだけを考えれば、債券は意味がないと思ってます(あくまで私はですが)。
しかし株に限らず投資信託などでもそうですが、損をするのはパターンは含み損に耐え切れず短期で売却してしまうのが「王道の損をするパターン」ですので、初めて投資をされる方は債券をポートフォリオに組みいれた方が、長続きする=投資の成功確率が高いかもしれませんね。
やはり投資は自分にあったものが一番だとつくづく思います。