先日、テレビで付加年金について紹介している番組がありました。
年金と聞いただけでどうせ元が取れない制度と思ってしまう私ですが、この付加年金は普通の年金とは違って2年で元が取れてしまう凄いお得な制度だと分かりましたのでご紹介させて頂きます。
付加年金とは?メリットはどれくらい?
付加年金とは国民年金にプラス月400円払って、年金受給額を上乗せできる制度です。
付加年金は老齢基礎年金と一緒に支給されますので原則、65歳から支給されます。
この付加年金のすごいところは「200円×付加保険料を納付した月数」が生きている限りずっともらえるところにあります。
仮に付加年金を30年間払ったとすると、14,4000円が付加年金の掛け金になります。
もらえる年金は「200円×360ヶ月」ですので、年間72,000円年金が増える事になります。
付加年金を2年間もらえば掛け金はペイできてしまうので、後は利益だけになります。
仮に85歳まで生きた場合、付加年金でもらえる総額は144万円になり掛け金の14万4千円を引いても129万6千円の利益になってしまうのです!
付加年金の注意点
付加年金に加入できるのは「国民年金第1号被保険者(保険料免除者・国民年金基金の加入者を除く)、農業者年金加入者、及び任意加入被保険者です。」です。
つまり厚生年金や国民年金基金加入者のサラリーマン、OL、公務員、扶養家族加入者は加入できません。
加入できるのは自営業者などのフリーランス、学生、無職などです。
あと付加年金は年金受給資格がある人に限られます。そもそも年金受給資格がない人は付加年金ももらえないので、要注意です。
一定期間の加入でもOK
例えば私の場合、今年から学生になったので、現在は国民年金になっていますので、付加年金の加入資格があります。学生期間は3年間ですので、その期間は付加年金に加入できます。
その後、就職して厚生年金加入者になっても、学生時代の3年間に加入した付加年金の掛け金は65歳になってから受給する事ができます。
「付加保険料」を10年さかのぼって納付できる「特例納付制度」というのもある
付加保険料の特例納付制度とは、過去、付加保険料を納付期限までに納めなかったことにより、法律上辞退したものとみなされ、納めることができなかった付加保険料を過去10年間までさかのぼって納めることが可能となる制度です。
この制度は平成28年4月から3年間(平成31年3月31日まで)に限られます。
もし過去に付加保険に加入していて、払い忘れなどしていた方は過去の分も掛けられるので、心当たりがある方は日本年金機構に問い合わせてみましょう。
付加年金は少ない年金を増やすチャンス
という事で付加年金は普通の年金と違い、支払った金額よりプラスになるお得な制度ですというお話でした。
私たちの若い世代はもらえる年金が少なくなる可能性が高いので、付加年金制度やiDeCoなどを活用して将来に備えなければなりませんね。