大和証券の低コストファンドシリーズのiFreeから、ついにS%P500指数に連動する低コストインデックスファンド「iFree S&P500インデックス」が登場予定です。なんと信託報酬が年率0.243%!
これまでS&P500を対象としたインデックスファンドで一番信託報酬が安いのは「i-mizuho米国株式インデックス(信託報酬0.57%)」でしたので、かなり最安値更新をした事になります。
という事で今回は「iFree S&P500インデックス」の魅力についてご紹介したいと思います。
iFree S&P500インデックス
大和証券の有価証券届出書より情報を抜粋します。
換金手数料、信託財産留保額はありません。信託報酬は年率0.243%です。
S&P500と日経平均のリターンの差
S&P500とはアメリカの大型株500銘柄で構成されている株価指数の事です。S&P500は、ウォーレン・バフェットが投資を推奨していることで名高いインデックス指標です。
S&P500に所属する企業の売上は56%が米国内からであり、44%は米国外からのものです。つまりS&P500に投資するという事はアメリカ全体に幅広く投資するという事になります。
歴史を振り返るとS%P500と日経平均の過去のリターン差は歴然です。しかもS&P500はNYダウよりも高パフォーマンスです。
【過去30年の平均年率リターン比較】
S&P500 | NYダウ | 日経平均 |
---|---|---|
+ 8.6% | +6.6% | -0.6% |
下のチャートの通り、長期的に見てもずっと右肩上がりですね。インデックス投資をする場合は、日本よりアメリカが投資対象として圧倒的に優位なのは歴史的に証明されています。
ETFと比べた時の投資信託の優位性
今まで米国株全体に低コストで投資しようとした場合、安く済む方法はETFを買うか個別株を買うかです。この2択の場合は、外国税控除のため確定申告をする必要がありますが、投資信託は特定口座で買えば、確定申告はしなくてOKな点が投資信託の優位性です。
S&P500のETFはバンガード・S&P500ETF(VOO)【信託報酬0.05%】やiシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)【信託報酬0.07%】と、コストではまだまだETFが優位ですが、海外ETFには以下のデメリットがあります。
[aside]海外ETFのデメリット
- 購入手数料がかかる(短期投資には向かない)
- 自動積立できない(購入時は毎回自分で注文しないといけない)
- 確定申告しないと外国税控除されない(めんどくさい)