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投資信託の「実質コスト」について!信託報酬だけを見て決めるのは危険かもしれない

先日、投資信託のブログを徘徊していたらこんな記事を見つけました。投資信託ブログ界では著名な方の記事です。

iFree 新興国株式インデックス 第1期決算より実質コスト1.338%(2017年7月)

 

信託報酬が安くて有名な「iFree 新興国株式インデックス(信託報酬年率0.3672%)」ですが、実質コストが年率1.338%だったとの事。実質コストとは信託報酬を含んだ全運用管理費の事で「売買委託手数料」「有価証券取引税」「その他費用」を含みます。

 

私は実質コストについては微々たるもので大差ないと思ってあまり調査していなかったのですが、「iFree 新興国株式インデックス」のように実質コストが高いと話は変わってきます。私の投資信託の戦略を変えねばなりません

 

という事で投資信託の実質コストにフォーカスを当てて調査してみました。

 

投資信託の「実質コスト」

 

投資信託のコストを一覧にしてみました。これら全てを合計した手数料が実質コストとなります。

投資信託コスト一覧

  1. 購入手数料:     購入時にかかるコスト。最近の投資信託はノーロード(無料)が多い。
  2. 信託報酬:      保有している間にコスト。ファンド運営にかかるコスト。
  3. 信託財産留保額:   売却時にかかるコスト。これも最近は無料が多い。
  4. 売買委託手数料:   ファンド側の手数料。
  5. 有価証券取引税:   ファンド側の税金。
  6. その他費用:     資産の保管・監査にかかる費用等。

 

「iFree 新興国株式インデックス」の場合、信託報酬が年0.3672%(税込)と安いのですが、トータルの実質コストが年率1.338%非常に高いです(今年だけかもしれませんが…)。

 

上記の1〜3の手数料は購入前に分かるのですが、4〜6の手数料は決算が出てみないと分からないです。以前調査した限りでは4〜6の手数料は微々たるものがほとんどでしたが、信託報酬が安くなってきた今、4~6の手数料を高めに設定してくるファンドが出てきてもおかしくありません。

 

「iFree 新興国株式インデックス」のような実質コストが信託報酬と比べて1%も違うファンドが出てきてしまった以上、信託報酬だけを見て投資信託を選ぶ事は危険かもしれません。

 

実質コストが高い投資信託を回避するには

 

実質コストは決算が出てみないと分かりません。逆に言えば決算が一度でも出ている投資信託なら、翌年の実質コストもある程度予想がつきます。

 

以下の方のブログに投資信託の低コストの信託報酬ファンド及び、実質コスト一覧をまとめて下さっているブログがありましたので、それを参考にできます。

 

低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較

 

しかし実質コストは毎年変わるみたいなので、私たちができる方法は投資信託を分散する方法が無難な方法でしょうか。1種類の投資信託を積み立てていては思わぬコストは払う事になるかもしれません。

 

投資信託の積み立てポートフォリオを変更してみました

 

という事で今後の投資信託のコストがはっきり分からなくなってしまったので投資信託の積み立て比率を変更する事にしました。積立額は毎月5万から変更はありません。

 

「日本:先進国:新興国」をだいたい「3:4:3」の比率になるようにしています。(セゾン投信は先進国の比率が高いので先進国にカテゴライズしています。)

yukigu積立中の投資信託※2017年時点
・セゾン・グローバルバランスファンド(月5000円)
・セゾン資産形成の達人ファンド(月5000円)
・ひふみ投信(月15000円)
・ニッセイ外国株式インデックスファンド(月5000円)
・たわらノーロード 先進国株式(月5000円)
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(月7500円)
・たわらノーロード 新興国株式(月7500円)

 

今回の実質コストの件に関しては今後、各ファンドの決算を見て様子を見ていかないといけなくなりました。投資信託はほったらかしにできるのが利点ですが、コストにについてはこだわっていく必要があります。

 

私は決算書を見たりが面倒なのとほったらかしで運用したいので、投資信託を複数のカゴにいれる事で思わぬ「実質コスト」を分散するようにしたいと思います…。

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