先日、米国高配当株のフィリップ・モリス(PM)を約103USDで購入しました。
フィリップ・モリス(PM)は世界最大規模のタバコ会社です。
私は他にも日本の高配当株のタバコ銘柄「JT」を保有していますが、別にタバコが好きということではなく、高い配当金が目当てで購入しました。
1株あたり約103USDで取得できました。配当利回りは約4.2%です。
フィリップ・モリス(PM)の優れている点は本社がスイスにあるため、米国株でありながら現地課税が約0.2%とほとんど課税されないところにあります。(本来、米国株は現地課税10%)
つまりNISAで購入すれば約4.2%の配当金がまるごと入ってくるという素晴らしい高配当株です。
フィリップ・モリス(PM)の株価と配当金
年数 | 株価(USD) | 配当(USD) | 配当利回り(%) |
2009年 | 51 | 2.16 | 6.54 |
2016年 | 101 | 4.08 | 4.04 |
2017年 | 119 | 4.16 | 3.49 |
2018年3月 | 103 | 4.28 | 4.16 |
※Dividend.comデータ引用
2009年の最低株価の時期とくらべると、配当金、株価ともに倍以上の成長をとげています。素晴らしいですね。
2018年3月現在の株価は約103$で配当利回りは約4.2%。配当月は1,4,7,10月の4回です。
スイスのローザンヌに本社があるため源泉徴収税がほとんどかからないので、他の米国高配当株とくらべると実質+1%での配当利回りと計算しても差し支えありません。
フィリップ・モリス(PM)の事業
フィリップ・モリスといえば、紙のタバコというイメージが強いです。
現在も紙のタバコが収益の柱ですが最近の一押しは加熱式タバコのIQOSです。
ホームページや決算書を見るとしつこいくらいIQOSの写真が掲載されています。フィリップ・モリスは将来的に紙巻きたばこからの撤退を表明していますし、このIQOSが今後収益の柱にしていくつもりでしょう。
日本だけでなく世界的にIQOSはヒットしているようです。特に日本では2016年に流行った物ランキングでポケモンGO、君の名はに次ぐのがIQOSだとか。
フィリップモリスの投資リスク
上のグラフの赤いところがタバコの消費量、青がタバコの価格の推移です。
グラフからも分かる通り、タバコの消費量が2012年をピークに減少傾向にあります。逆にタバコの価格は年々高くなっていってますね。
タバコ消費量の減少はフィリップ・モリスの売上に直結しますので、このタバコ消費量には投資する上で要注意したいです。
社会的に禁煙志向が高まっているので、今後のタバコの消費量がフィリップ・モリスの投資する上でのリスクですね。
配当金用の保有株が増えてきました
という事で手数料の安いSBI証券でフィリップ・モリス(PM)を20万円ほど購入しました。
今年はAT&Tを購入したのを皮切りにJT、フィリップ・モリス(PM)と配当金用の保有株が増えてきました。
配当金用株の保有額はJTが90万円、AT&Tが30万円、PMが20万円と合計が140万円となっています。現在の資産額が約1400万円なので、ポートフォリオでは配当金株が10%となりました。
配当金銘柄の良いところは高配当による株価下落がしにくい点にあります。いわゆる守りの投資ですね。
今年は日本株も少し暴落して、世界的な株価調整が起こりそうな予感もしますので、少しずつ守りの投資にシフトしていってます。