先日、マレーシア株に関する記事を紹介させて頂きました。
マレーシア株を含むアセアン株は手数料が安いSBI証券か楽天証券がオススメという内容でした。
後々、調査してみたら2つの証券会社には決済方法に差があるため、マレーシア株を含めたアセアン株を購入するならSBI証券が1番という結論になりました。
その理由を為替スプレッドの説明を交えながらご紹介させて頂きます。
為替スプレッドとは?
為替スプレッドとは、円貨から外貨に、外貨から円貨に替える際、必要な手数料です。
2018年9月現在、SBI証券、楽天証券ともにアセアン株の為替スプレッドは同じで以下の表の通りです。
通貨 | 為替スプレッド | 円レート (2018年9月9日現在) |
為替手数料 (1通貨に対して) |
米ドル(USD) | ±25銭 | 111.01円 | 0.23% |
ベトナムドン(VND) | ±0.02銭 | 0.004759円 | 4.20% |
インドネシアルピア(IDR) | ±0.03銭 | 0.0075円 | 4.00% |
シンガポールドル(SGD) | ±83銭 | 80.5円 | 1.03% |
タイバーツ(THB) | ±8銭 | 3.39円 | 2.36% |
マレーシアリンギット(MYR) | ±43銭 | 26.74円 | 1.60% |
中国人民元(CNH) | ±20銭 | 16.24円 | 1.23% |
仮にマレーシア株を10万円購入した場合、為替スプレッドは 1,600円となります。
インドネシア株を10万円購入した場合は4,000円と結構な手数料となってしまいます…。
国によって為替スプレッドに結構差があるね…
円貨決済と外貨決済
マレーシア株を含めた外国株を購入する場合、円貨決済できるか外貨決済できるかはかなり重要です。
円貨決済の場合は売買毎に為替手数料金がかかるのに対し、外貨決済は最初外貨に変えてしまえば売買は外貨のまま決済できるので為替手数料の差がかなり出ます。
ケーススタディ(マレーシア株の売買)
仮にマレーシア株を30万円分購入し、全部売却して別のマレーシア株をまた買う想定で計算してみました。
マレーシア株売買手数料(円貨決済)
マレーシア株売却手数料(外貨決済)
手数料に9,600円の差がでました!これはかなり大きいですね。
売買が増えるほどこの手数料の差は大きくなっていきます。
SBI証券は外貨決済、円貨決済に両対応
SBI証券は外貨決済、円貨決済ともに対応しています。さすがSBI証券ですね。
楽天証券は外貨決済が不可
対して楽天証券は円貨決済のみです。これはすべてのアセアン株に適用されています。
やはりマレーシア株を含むアセアン株はSBI証券が1番
という事でマレーシア株を含むアセアン株の売買を外貨決済できるSBI証券が1番という事が分かりました。
外国株を売買する場合は、外貨決済できるかどうかはかなり重要なのでこの点は注目しておきたいです。(ちなみに米国株の場合はSBI証券、楽天証券ともに外貨決済できます)
投信のクレジットカード購入できる楽天証券は魅力的ですが、こういう細かい所まで対応しているSBI証券は改めて良い証券会社だなと感じました。
マレーシア株を含むアセアン株の購入を検討されている方SBI証券をオススメします。