日本で外国株(米国株、欧州株、中国株など)を購入するにはSBI証券、楽天証券、マネックス証券のどれかに絞られます。
なぜなら日本で手数料が最安だからです。
しかしサクソバンク証券が先日、外国株の取り扱いを開始し、驚きの最安値手数料を発表しました。しかもDRIP(配当自動再投資)にしているとの事。
今回はこのサクソバンク証券について調査してみたので、ご紹介させて頂きます。
特に米国株の配当金再投資をしている方ならかなりオススメの証券会社になっています!
サクソバンク証券の驚きの手数料
今まで国内で米国株購入の手数料最安値はSBI証券、楽天証券、マネックス証券の0.45%でした。
しかしサクソバンク証券が発表した売買手数料はなんと0.2%!。
サクソバンク証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
0.20% | 0.45% | 0.45% | 0.45% |
今ままでの最安値の半分以下という衝撃の手数料です。
また上限手数料も他の3社の上限手数料が20ドルに対し、サクソバンク証券の上限手数料は15ドルになっています。
- 最低手数料5米ドル
- 上限手数料が15米ドル
単純に手数料だけで見た場合、サクソバンク証券が米国株を取引する最有力候補となります。
為替手数料も安い
SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社の為替手数料は1$=25銭です。
それに対し、サクソバンク証券は1$=20銭。為替手数料もかなり安いですね。
サクソバンク証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
20銭 | 25銭 | 25銭 | 25銭 |
DRIP(配当自動再投資)に対応している
サクソバンク証券のすごいところは手数料だけではありません。
なんとDRIP(配当自動再投資)に対応していて、これが凄い魅力ある制度なんです!
[box class=”green_box” title=”DRIP(配当金再投資)”]
株式の配当をお金でなく、株式で受け取る事ができる制度。
普通、配当金を再投資する際は売買手数料がかかるが、DRIPで株式受け取りする事により手数料を無料で再投資する事が可能になります。
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デフォルトの支払形態は現金です。ただし、お客様は、株式での受け取りを選択することもできます。受け取り資格のある現金は、権利落ち日の保有高に基づいて、約定日に記帳されます。受け取り資格のある株式は、約定日付けで再投資率が確認された時点で割り当てられます。配当金再投資の場合、お客様は個々の証券レベルで、自動引落の指示を手作業で挿入することができます。
CDF取引(信用取引みたいなもの)も可能
サクソバンク証券ではCFD取引も可能です。
CDF取引は信用取引みたいなもので、株式にレバレッジをかけたり空売りをする事もできます。
リスクが伴いますが大きなリターンを得る事ができる手法ですね。
サクソバンク証券のデメリット
サクソバンク証券のデメリットは以下の2つです。
- 外貨決済できない
- 特定口座に対応していない
[box class=”yellow_box” title=””]※サクソバンク証券に電話してみたところ、対応を急いでいるとの事でしたので、もしかしたらこれらのデメリットは解消されるかもしれません。[/box]
外貨決済できない
サクソバンク証券では外貨決済できないため毎回円貨決済されます。
つまり売買する度に為替手数料(0.2%。1$=110円で22銭くらい)が必要になるので、これはデメリットですね。
売買を頻繁にされる方は手数料がかさんでしまします。
ちなみにSBI証券やマネックス証券では外貨決済可能です。
特定口座に対応していない
サクソバンク証券では特定口座に対応していません。
つまり自分で確定申告する必要があります。
外国株をやっている方なら外国税控除制度のために確定申告している方も多いので、これはあまりデメリットにはならないかもしれませんね。
ちなみにNISA口座も対応していません。
サクソバンク証券に乗り換え検討します
サクソバンク証券のメリットをまとめると以下の通りです。
手数料が安いだけなら乗り換え検討しなかったのですが、DRIP(配当金再投資)があるせいで乗り換え検討する必要が出てきました。
配当金を再投資する場合、配当が出るたびに株式の購入で手数料が必要になるため、ここを削れるのは長期的に見てかなりプラスになります。
仮に外貨決済と特定口座に対応すれば、サクソバンク証券は外国株(特に米国株)取引において国内敵なしの証券会社となります。
米国株を含む外国株を取引されている方はサクソバンク証券を検討してみてはいかがでしょうか?