YTLパワー・インターナショナル(YTLP):2019年3月時点データ
(出展:investing.com)
- 株価:0.845MYR
- 配当利回り:5.92%
- PER:12.04(実績)
- PBR:0.64(実績)
- EPS:0.07MYR(実績)
YTLパワー・インターナショナル(YTLP)はマレーシア最大の複合企業です。
公共事業、高速鉄道(KLIAエクスプレスを運営)、セメント、建設業、不動産、ホテル、リゾート、技術開発など多岐に渡ります。
ここ数年、業績が落ちているせいで株価も下がっていますね。
業績推移
売上、利益、EPS、配当金などが2014年と比べかなり下がってます。
ここ数年を見るとかなりダメな印象ですが、2017年から2018年にかけて売上だけは少し戻していますね。
部門が多すぎて、利益に起因している事が分かりにくいですが、以下の3点が理由との事です。
- 燃料油価格の上昇により収益
- ジョホールバル鉄道(マレーシアとシンガポールを繋ぐ鉄道)の建設工事
- 土地処分による一時的な利益
【比較】YTLPとFTSEブルサ・マレーシアKLCI指数の関係
YTLPのレポートにあった上記チャートの通り、株価はFTSEブルサ・マレーシアKLCI指数と基本的に連動しています。
FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数とは、米国のS&P500指数のマレーシア版みたいなものです。
FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数とはマレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)のメイン・ボードに上場する株式のうち時価総額が大きく流動性の高い上位30銘柄で構成される株価指数。
引用元:NEXT FUNDS
YTLPは事業が多岐に渡るため、良くも悪くもマレーシアの経済指標と同じような株価を描きやすいです。
配当利回り
年 | 配当(MYR) | 配当利回り |
---|---|---|
2010 | 0.05625 | - |
2011 | 0.075 | - |
2012 | 0.0375 | - |
2013 | 0 | - |
2014 | 0.1 | 6.66% |
2015 | 0.1 | 6.76% |
2016 | 0.1 | 6.99% |
2017 | 0.05 | 4.39% |
2018 | 0.05 | 5.85% |
※配当利回りは年末時点の終値時点を元に計算
2013年はおそらくリーマンショックの影響で無配当になっていますが、基本的には、高配当を維持しています。
2017年に業績悪化に伴い、減配していますが、2018年には業績が回復しているので、配当金狙いの投資としてはアリではないでしょうか。
マレーシアは株式は税金が0(NISAで購入すれば全て利益)
日本居住者の場合、マレーシア株の利益や配当金によって課税される事はありません(日本の税金20.315%はかかります)。
NISAでマレーシア株式を購入すれば、売買益も配当金もすべて利益になります。
マレーシア株を購入できる証券会社は少ない
マレーシア株を日本で購入できる証券会社はSBI証券と楽天証券しかありません。
外貨決済があるSBI証券の方が手数料がお得で1番マレーシア株を購入するのに適しているのですが、最低手数料の関係で最低22万程度を1回で投資しないと手数料負けしてしまいます。
少量購入したいなら楽天証券の方が良いです。1回で22万以上投資するつもりならSBI証券をオススメします。
詳しくは以下の記事で解説しています。