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仮想通貨にかかる税金の簡単な確定申告方法!税務署に行って聞いてきました。

仮想通貨の税金について国税庁からついにFAQが出ましたね。⇨仮想通貨に関する所得の計算方法等について

私自身、確定申告をやった事がないので税務署に電話&相談窓口に行って聞きまくってきました。

というのも仮想通貨どうしの取引も何回もやっているので、まともに計算するのは無理と感じたからです。

取引毎に円換算して利益損益の計算をするのが通常の方法だと思いますが、頻繁に取引している人ははっきり言って無理ですね。

という事で税務署の方に仮想通貨の確定申告で1番簡単そうな方法を教えてもらいましたのでシェアさせていただきます。

仮想通貨の利益は雑所得になる

まずはおさらいです。仮想通貨の売買などで得た利益は雑所得になります。

サラリーマンの方の場合、1月〜12月の雑所得が20万円を超えた場合、確定申告をする必要があります。

雑所得には所得税+住民税がかかります。給料(額面ではなく課税所得)+雑所得(仮想通貨の利益)を足して以下の表の税金がかかります。

ちなみに年金や健康保険の金額も増えるので要注意d。

課税所得税率(所得税+住民税)控除額
20万以下非課税0
20万~195万円15%0
195万円~330万円20%97,500円
330万円~695万円30%427,500円
695万円~900万円33%636,000円
900万円~1,800万円43%1,536,000円
1,800万円~4,000万円50%2,796,000円
4,000万円超55%4,796,000円

サラリーマンの方は源泉徴収票を見れば自分の課税所得(給与所得控除後の金額)が分かります。

おおよそ額面給与の70%前後が課税所得の相場です。

日本人の平均年収400万で言うと、約280万円くらいが課税所得になります。(扶養控除やふるさと納税、保険の控除で変わってきますが…)

この280万円に仮想通貨の利益を足した金額を上記の表に当てはめて計算します。仮に仮想通貨の利益が100万円の場合、合計380万円の所得になるので、仮想通貨の利益で所得税率が20%→30%となってしまいますので要注意です。

なるべく税率が上がらないように注意しよう…

 

仮想通貨取引所の入出金履歴をもとに申告する方法が簡単

税務署教えていただいた方法ですが、仮想通貨取引所の入出金履歴をもとに申告する方法が1番簡単だそうです。言葉で説明すると分かりづらいので図にしてみました。

  1. 原資(入金額)の合計を10万円とする。
  2. 仮想通貨取引所で12月末までに全ての仮想通貨を利益確定(日本円に替える)。
  3. 利益確定後に残った金額を50万円とする。

つまり12月末までに全ての仮想通貨を日本円に変えておけば、「出金額ー入金額」で利益が計算できるので、仮想通貨取引所の入出金履歴だけあれば、めんどくさい計算をしなくていいという方法です。

入出金履歴はスクリーンショットをとった画面をコピーして添付しておけば問題ないそうです。

コインチェックさんで言えば、この画面をスクリーンショットして印刷した紙を、確定申告の書類に添付しておけばOKみたいです。

デメリットは12月末でいったん全ての仮想通貨を利益確定して出金しなければならないという事ですかね。しかし煩雑な計算をしなくていいとなればだいぶ楽なのではないでしょうか。

確定申告書類の作成

書類を作るのが結構めんどくさいかな?と思ったのですが、実際やってみれば簡単でしたのでご紹介させていただきます。

国税庁のホームページにに確定申告書等作成コーナーという便利なツールがあるのでこれを使用します。

手順通りに進めていけば10分程度で完了します。私の場合で言うとバイトの給与所得30万円、仮想通貨とブログの収入で合計100万円くらいです。項目を入力していくと支払う税金が出てきます。

所得税は31600円と出ました。私の場合給与所得が少ないので所得税が安いですね。

住民税は住民税額をシミュレーションで計算してみました。

住民税は70500円とでました。所得税と合計して税額が102,100円となりました。所得が130万円ですので税率計算すると7.8%です。

 

学生の方は仮想通貨+バイト収入が195万以内の場合は税金が株より安いです。サラリーマンの方は株の方が税金が安くなるので、仮想通貨は税金を意識しながら利益確定をオススメします。

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所得税は3月15日期限、住民税は分納できる

所得税は3月15日が支払い期限になります。12月までに得た利益の税金は支払えるように別口座に置いておくなどしておかないと急な支払いに対応できるよう気をつけましょう。

また住民税は分割払いができます。分割にする場合は、6月、8月、10月、翌年1月の4回に分けて納付します。

サラリーマンの方は確定申告で「自分で納付」を選択すれば、雑所得の税金は自分で支払えます(会社にバレたくない方は「自分で納付」がオススメ)。

ちなみに各種税金はnanacoカードで支払うと、ポイントが貯めれてお得ですので活用しましょう!

税金の支払いは忘れずに!

 

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