先々月に1週間ほどマレーシアに行ったのをきっかけに、マレーシア株が気になりはじめています。
マレーシアは行ってみると非常にエネルギーのある国でして、けっこう可能性を感じています。人口やGDPも右肩上がりです。
マレーシア株は現地課税がかからないので、米国株のように確定申告する必要がありませんし、NISAで買えば丸儲けというメリットもあります。
そんな魅力たっぷりのマレーシア株について調べてみました。ご参考までにどうぞ。
マレーシアのGDPと人口推移
まず投資するのにかかせないGDPと人口推移について。マレーシアに限らず東南アジアのGDPは右肩上がりの国が多いです。
調べてみて分かったんですが、マレーシアとシンガポールとGDPは同等なんです。これは結構びっくりです。
特筆すべきなのが人口増加率です。なんとオーストラリアよりも上回っていたんですね。
人口は国の経済発展には欠かせない指標ですので、人口さえ増えれば経済も発展しやすく株価上昇にも寄与しやすいです。
マレーシア株の税金
マレーシア株は配当・売買益は全て無税です(マレーシア人うらやましい…)。
米国株の場合だと配当・売買益10%かかるのでこの差は大きいです。NISAでマレーシア株を買えば利益が全て無税になるので、かなりお得になります。
マレーシア株の配当利回り
銘柄 | 配当(%) |
アストロ・マレーシア | 7.57 |
サイム・ダービー | 7.06 |
YTLパワー・インターナショナル | 6.58 |
エアアジア・グループ | 5.5 |
テレコム・マレーシア | 5.38 |
マラヤン・バンキング | 5.15 |
マレーシア株の配当利回りが高い株(2018年6月時点)を表にしてみました。
高配当な事に加えて、米国のように現地課税されない事を考えればマレーシア株に投資する事はかなりメリットがあると言えます。
ですが、高配当の原因が株価下落の株があるので(例えばエアアジアは直近で悪決算で株価を落としています)、株価やPER、営業利益の推移などの指標は要チェックです。
マレーシア株の購入方法
まずマレーシア株を購入する場合、大きく分けて2つの方法があります。
- 現地で証券口座を開設してマレーシア株を買う
- SBI証券か楽天証券でマレーシア株を買う
手数料などを考えると理想は①なんですが、難易度が高そうです。
日本の楽天証券とマレーシアの投資銀行Kenanga Investment Bankの合弁で設立されたネット証券のRakuten Tradeを使えば、手数料が安く取引できるのですが、口座開設に現地の銀行口座が必要なのでちょっと難しそう。
という事で多少手数料はかかりますが②の方法で取引した方が簡単そうです。
マレーシア株を購入できるメジャーな証券会社はSBI証券か楽天証券です。
マレーシア株の購入手数料
証券会社 | マレーシア株手数料 | 米国株手数料 |
SBI証券 | 約定代金の1%(税込1.08%) 最低手数料:76リンギット(税込82.08リンギット) =2128円(税込2304円) ※1リンギット=28円で計算 |
約定代金の0.45% 手数料下限5ドル/上限20ドル |
楽天証券 | 約定代金の1.0%(税込1.08%) ※最低手数料500円(税込540円) |
約定代金の0.45% 手数料下限5ドル/上限20ドル |
売買手数料がマレーシア株の一番のネックです。
約定代金の1%が手数料になるので、50万円のマレーシア株を買えば5,000円必要になります。米国株の場合は2250円。
長期保有目的なら手数料は誤差の範囲ですが、それでもこの手数料はちょっと気になる価格です。
楽天証券は最低手数料が500円からと安いので比較的購入しやすそうですね。
マレーシア株を購入するならSBI証券が1番と判明しました。詳細は以下の記事をどうぞ。
ポートフォリオに一部にマレーシア株を入れてみるのも面白いかも
という事で少し手数料が高いマレーシア株ですが、税金面や将来性は十分にある事や高配当株が多い事を考えればポートフォリオに加えてみるのも面白いと思います。
私は高配当でかつ財務もしっかりしているマラヤン・バンキングあたりを近々購入してみようと思ってます。
マレーシアは個人的に好きな国ですし、良い企業があれば記事にしていきたいと思います。