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株の買い時と売るタイミングが分かる「騰落レシオ」と「信用評価損益率」について

相場が悲観状態なのか、または過熱状態かを測る指標で「騰落レシオ」と「信用評価損益率」というものがあります。

かなり優秀な指標でして、私自身この2つの指標を参考に売買するようになってから、かなり投資パフォーマンスが向上しました

株式投資は「買い」と「売り」のタイミングがかなり重要です。

現在、感覚的に株やETFを売買している方は、この指標を気にして売買をすると、パフォーマンスが向上するかもしれません。

今回は「騰落レシオ」と「信用評価損益率」について、詳しく説明していきます。

騰落レシオとは

騰落レシオは、値上がり銘柄数合計を値下がり銘柄数合計で割った数値です。

騰落レシオ(%)=「値上がり銘柄数の合計」÷「値下がり銘柄数の合計」

 

騰落レシオが高くなるということは、値上がり銘柄数が多いので、株価が上昇していることを示します。

特に参考になるのが「東証一部騰落レシオ(25日)」で、以下のリンクで見る事ができます。

騰落レシオ 日経平均比較チャート

騰落レシオが120を超えると過熱、70を割ると悲観

一般的に「東証一部騰落レシオ(25日)」が120%を超えると相場全体が過熱していると判断されます。

120%基準を超えたからと言って株価が急に急落したりする事はありませんが、新規の買いは控えるなど、警戒しておいた方が良い水準に来たと判断できます。

逆に70以下になれば、相場がかなり悲観的な状態ですので、積極的に買って良い水準まで来ていると判断されます。

ちなみにここ最近で70を割り込んだのは以下の2018年末の3日間です。ご存知の通り、この3日間で株を買えば現在はほぼ利益が出る水準でしたね。

日時騰落レシオ
2018.12.2168.95
2018.12.2565.64
2018.12.2668.5

リーマンショックでは60を割って、50代まで来ているのですが、リーマンショックは100年に1回の暴落と言われているので、過度に警戒する必要はないです。

騰落レシオは上がったら「売り」、逆に下がったら「売り」をする行動は、いわば大衆の投資家の心理と逆の行動をする事になります。

株式投資ではマイノリティー(少数派)のポジションをとる事が大事ですので、騰落レシオを基準に売買する行動は理にかなっていると言えますね。

騰落レシオは売買の判断材料の一つとして覚えておいて損はないです!

信用評価損益率とは

信用評価損益率は、信用取引で株を購入した人がどれだけ含み損を抱えているか示す指標です。

右のリンクから見る事ができます。⇒信用評価損益率 信用残 日経平均比較チャート

【信用評価損益率から見る売り時、買い時】

  • -3%以上:信用買いで損している人が少ない。相場が天井圏(売り時)
  • -10%:信用買いで損している人が増えてきている。このあたりから投げ売りによる株価急落が発生してくる水準(様子見時)
  • -15~-20%:信用買いで損している人が投げ終わったくらいの状態。このあたりから株価が反転してくる場合が多い(買い時)

信用評価損益率の考え方

基本的に信用評価損益率はずっとマイナスの数値を維持しています。

理由は信用買いをした投資家は、利益が出たら直ぐに決済してしまうのに、含み損は損切せずに持ち続ける事が多いためです。

信用評価損益率は0に近づくほど、相場が高値圏になる事がほとんどです。プラスになる事はほとんどありません。

株価がかなり天井に近かった2018年の年始(2018年1月23日)でも+1.14%でした。

 

信用評価損益率はマイナス1桁の前半(-5%以上)まで上がってきたら、持ち株の売りを検討し始めるのが良いです。

仮に信用評価損益率がプラスになった場合は、かなり高値圏である事を意識すべきです。

信用評価損益率が-5%以上になったら注意しよう!

2つの指標を見ながら売買する

私は騰落レシオと信用評価損益率の2つの指標を見ながら売買する事によりかなりパフォーマンスが向上しました

【騰落レシオと信用評価損益率の買い時売り時】

  • 騰落レシオが70以下で買い、120以上は売り
  • 信用評価損益率が-15以下で買い、-3以上は売り

ちなみに2018年2月26日現在、騰落レシオと信用評価損益率は以下の通りです。

  • 騰落レシオ  :105.25%
  • 信用評価損益率:-10.6%
買い時でも売り時でもないと判断できますね!

松井証券ではかなり詳しい情報が見られる

先ほど紹介させていただいた信用評価損益率が見られるサイトですが、1週間ごとの数値しか見る事ができません

信用評価損益率を使って株の売り時や買い時を判断する場合、1週間ごとでは不十分で、毎日のデータが必要になります。

信用評価損益率を毎日開示してくれるのは、私の知る限り松井証券のみです。

松井証券では口座を持っていると

  • 信用評価損益率(当日更新分
  • マザーズ銘柄の信用評価損益率

の指標を見る事ができます。

特にマザーズのなどの中小型株を保有している方は、松井証券の口座を持っておくとかなり役立ちますので、口座を開設しておく事をおすすめします。

口座開設はもちろん無料です。

ついでに言うと松井証券は

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という他の証券会社にはないメリットがあります。あまり知らていませんが、松井証券は知る人ぞ知る優秀なネット証券会社です。

松井証券の口座は持っておくと何かと役に立ちます!
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