今年の2017年10月~11月にかけてCOMSA(コムサ)のICOが実施されました。
CAMPFIRE社のICOの中止などいろいろな事がありましたが、終わりよければ全て良し。国内初の100億円を超える資金調達に成功し、結果的に大成功のICOとなりました。
早ければ年内にもタイムバンクのICOが控えており、仮想通貨を使った資金調達の『ICO』プラットフォームの役割を持つCOMSAは今後大きな成長の期待ができます。COMSAによって日本での仮想通貨の認知度もどんどん上がって行くでしょう。
11月27日にやっとZaifでのCMSトークン受け取りが可能となる予定だそうです(comsaダッシュボード参照)。CMSトークン配布の開始は11/30(予定)からだそうです。
私たち投資家の問題はいつCMSトークンを売るのがいいか?ですよね。COMSAのICOを振り返りながら考えていこうと思います。
CMSトークンはどうやって受け取る?
COMSAトークン(CMSトークン)の受け取り方法ですが、以下の2通りの方法があります。
- 仮想通貨取引所 Zaif で受け取る
- 各種仮想通貨ウォレット(NanoWallet、MyEtherWalletなど)で受け取る
一番簡単なのはZaifで受け取る方法です。まだ公式アナウンスがされていませんが、おそらく受け取りアドレスを登録するだけなのでオススメの受け取り方法はZaif受け取りです。
NEMでハーベストをしていたり、他のICOに参加していた経験がある人はウォレットを持っていると思いますが、ウォレットを持っていない方はZaifで受け取る方法がベターだと思います。
CMSトークンは100%追加発行される(価値が半減する)問題
この100%追加発行問題が一時期問題になってました。今回、約100億円以上の資金調達に成功したCOMSAですが、追加発行によって一時的に価値が減少する事を意味します。
トークンセール終了時、トークンセール参加者分と同数のトークンを足した数を以て、総発行数はそこでロックされる。言い換えれば、申し込み数を100とした場合、もう100が追加発行されることとなる。
引用元:COMSAホワイトペーパー
CMSトークンはロックアップがかかっている
ロックアップはCMSトークンの売却を検討する上で重要な要素です。
発行済み総数のうち、未配布トークンの一部を売却や譲渡できないように何らかの方法で発行者から隔離し、凍結する手法をロックアップと呼びます。
引用元:COMSAホワイトペーパー
要はCOMSA主催者側が上場してすぐに売り逃げ出来ないようなルールが課せられています。これはかなりの安心材料ですね。ロックアップがかかっていたら売ることが出来なくなりますので急激な値下がりする可能性はなくなります。
ホワイトペーパーを見ると追加発行の90%はCOMSA関係者が保持することになります。総数は倍になるので、発行「総」数の45%はCOMSA関係者が保有する事になります。
この追加発行された100を分母として、そのうち10%がトークンセールのリフェラルボーナ スとして紹介者に配布され、40%は既存のテックビューロ経営陣、ステークホルダー、開 発者、従業員、契約社員、そしてCOMSA ICO協議会運営に配布される。50%はテック ビューロが保持し、将来の開発、将来の配布、マーケティング、パートナーシップ、報酬、 事業拡大などにあてがわれる。結果として、総発行量全体の55%がトークンセールの貢献者に配布されることとなる。
引用元:COMSAホワイトペーパー
そしてロックアップされるのは発行「総」数の33%です。
- ロックアップ予定数:発行総数確定後に発行総数の33%。
- ロックアップ期間:2018年12月末日まで。
引用元:テックビューロ社発表
ロックアップされるのはもちろんCOMSA関係者のCMSトークンになります。つまりCOMSA関係者の保有量45%からロックアップ33%を引いた12%が、COMSA関係者が2018年12月末日までに売却できるパーセンテージになりますね。
この結果からCOMSA関係者がCMSトークンの相場に与える影響(12%)は多くはないと言えます。
Zaifトークンにもロックアップがかかっている
同時にZaifトークンのロックアップを発表しています。
- ロックアップ予定数:22.5億ZAIF(発行総数の25%に相当)。
- ロックアップ期間:2018年12月末日まで。
引用元:テックビューロ社発表
COMSAにて資金調達した金額をドル建てで計算してみました。ZaifトークンはICO調達した総資金の約11%です。
2017/11/6時点価格($) | ICO調達額 | comsa総保有($) | 割合(%) | |
BTC | 7532 | 8713 | 65622868.4 | 57.4 |
ETH | 304.9 | 65015 | 19823865.51 | 17.3 |
NEM | 0.190 | 85848598 | 16280844.76 | 14.2 |
Zaif | 0.00442 | 2867750192 | 12663781.82 | 11.1 |
合計 | 114391360 |
この11%の28億Zaifトークンのうちロックアップがかかるのは最低25%以上ですので、これもcomsaの下値支えの材料になります。
CMSトークンでできる事
CMSトークンを持つとできることは大きく2つあります。
CMSトークンを払込手段として使用した場合に5%の追加ボーナスが付与
COMSA自身のトークンセールに関しては、それに参加したCMSトークン保有者に、以降COMSAプラットフォームにてICOを実施するプロジェクトにおいて、CMSトークンを払込手段として使用した場合に5%の追加ボーナスが付与される特権が得られる。(引用:COMSAホワイトペーパー)
これは価格上昇に貢献できる内容です。今後期待できる会社のICOのためにCMSトークンをとっておこうと思う投資家も多いのではないでしょうか。
今後のICO案件において特別なクローズドのプレセールへ招待
CMSトークンの保有者に対しては、今後のICO案件において特別なクローズドのプレセールへ招待される特権が付与される予定である。(引用:COMSAホワイトペーパー)
これも良いですねCMSトークンを所有しておけば、特別なプレセールを期待して、CMSトークンを持っておきたくなります。
CMSトークンが上場直後に暴落する可能性は少ない
上記で説明させていただいたロックアップのおかげでCMSトークンが上場直後に暴落する可能性が低いと思われます(少なくても2018年年末までは)。上場直後に多少売られる可能性もありますが、徐々に価格は回復してくるでしょう。
それより注目は2017年中にICO案件が次々に発表されだしたてからです。多くの投資家はロックアップ中は用様子見をする人が多いと推測されるので、それまでしばらく持っておくのが1番いい戦略と言えます。
CMSトークン売却戦略
以上から私のCMSトークン売却戦略は以下の2つになります。
[aside]yukiguのCMSトークン売却戦略
- ICO案件が増えてくるまで様子見(ロックアップが終わる2018年の年末まで)
- 上場後即売却