最近、SBI証券で豪州(オーストラリア)の高配当株であるウエストパック・バンキング【ティッカー:WBK】を購入しました。
このウエストパック・バンキングですが、2018年6月14日時点で配当利回りがなんと6.9%あります。すごい…。
今回はこの超高配当株のウエストパック・バンキングについて調査してみました。
ウエストパック・バンキングって?
ウエストパック・バンキングはシドニーに本店を置くオーストラリアの四大市中銀行の一つです。
オーストラリア国内では2.3番に位置する銀行で、日本でいうとみずほ銀行が近いイメージですね。
全国展開しているグローバルな企業でオーストラリア、ニュージーランドのほか、フィジー、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツ、シンガポール、香港、中国、インドネシアなど様々な国に拠点を構えています。
ウエストパックバンキング(WBK)の基本データ
予想PER | 10.96倍 |
実績PBR | 1.53倍 |
予想EPS | 1.88ドル |
ROE | 13.37% |
ROA | 0.94% |
EPS | 1.81ドル |
配当利回り(税引前) | 6.96% |
配当(1株あたり) | 1.44ドル |
配当月 | 1月、7月 |
予想PERも10.96倍、PBRは1.53、グレアムミックス係数も16.77とかなりのバリュー株になっています。
直近で株価が20ドル付近まで下がった事もあって、配当利回りが6.96%とソーシャルレンディング も顔負けの利回りです。
ウエストパックバンキング(WBK)の配当と配当性向推移
ゆるやかですが右肩上がりの配当になっているのがグッド。
配当性向も70〜80%を推移しており、高配当でありながら利益をしっかり出しているのが伺えます。
ウエストパックバンキング(WBK)の増配率
増配率にはかなりの波がありますね…。
2009年からの平均増配率は3.74%とまずまずの数字です。
ウエストパックバンキング(WBK)の株価
直近10年間のチャートです。
リーマンショックを除き10年間ほとんど株価は変わっていません。株価が20ドル付近が買い増しのチャンスといったところに見えます。
2018年6月19日現在、株価は20.95なので購入のチャンスかもしれません。
オーストラリア国の成長率
実はオーストラリアは先進国の中でもGDP成長率がかなり高い国です。
成長率だけでいったら米国を超える勢いなのが上の図から見て取れます。
この高成長の原因が右肩上がりの人口増です。やはり人口の推移と経済成長率の推移は比例していくんですね。
人口の数が30年以上ずっと右肩上がりです。
ウエストパックバンキングは二重課税がないADR銘柄
ウエストパック・バンキングの株はADR銘柄といって、米国市場で取引できますが現地の配当課税税率が適用されます。
オーストラリアのADR銘柄は現地配当課税が0なので、日本の税率20.315%が適用されます。
NISAで購入すれば日本の税率は0になるので、ADR銘柄はNISAを使うと結構メリットが大きいです。
ちなみに日本で購入した株に対して現地配当課税がない国は以下の通りです(たぶん他にもあると思います)。
日本居住者で現地配当課税がない国※2020年現在
- イギリス
- オーストラリア
- インド
- シンガポール
- 香港
- マレーシア
- タイ
有名な高配当株のADR銘柄
有名な高配当株でADR銘柄は以下の通りです。
米国株をNISAで購入した場合、売買益や配当に対して10%の現地課税がかかりますが、ADR銘柄をNISAで購入すれば税金は0です。
有名な高配当ADR銘柄
- フィリップモリス【PM】:配当利回り5.57%
- ブリティッシュ・アメリカンタバコ【BTI】:配当利回り5.51%
- ロイヤル・ダッチシェル【RDSB】:配当利回り3.59%
- ナショナルグリッド【NGG】:配当利回り7.46%
- グラクソ・スミスクライン【GSK】:配当利回り5.11%
- ウエストパック・バンキング【WBK】:配当利回り6.84%
- ユニリーバ【UL】:配当利回り3.53%
※出典:Bloombergデータ(2018/6/18時点)
ちなみにADR銘柄を買う際はドル決済をした方がお得に購入できます。詳細は以下の記事で解説してます。