先日、SBI証券にログインしたら見なれない通知が届いていました。
なにやらSBBO-Xというサービスの利用条件を満たしたので案内がきたみたいです。
調査してみたら株式の売買手数料金がほぼノーリスクで安くなるサービスという事が分かりました。さすがSBI証券ですね。
SBI証券の口座を保有している方、これからSBI証券の口座を開設しようとしている方は必見です!
「SBBO-X」サービスとは?
SBI証券の説明から引用すると以下の通りです。
「SBBO-X」(SBI Best Bid Offer-Crossの意味)とは、国内株式現物取引における「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」で発注された当社のお客さまの注文と、機関投資家の注文について、SBIプライム証券の提供するシステムによりマッチングを行い、取引所の立会外市場(ToSTNeT)で約定させる取引(いわゆるダークプール)です。
さっぱり分かりませんね笑。
ダークプールとは?
実は株式の取引には私たちが普段見ているような下の取引板以外にも機関投資家等の見えない取引が行われていて、この見えない取引がダークプールと呼ばれています。
「SBBO-X」ではこの機関投資家がしようしているダークプール取引と私たちが参加している普通の取引(SOR注文)と比較して、有利な取引をSBI証券が自動で選択して約定してくれるサービスです。
「SBBO-X」のメリットは売買手数料が安くなる事
ここまで難しい説明が続きましたが、とりあえず利用者からしたら株式の売買手数料金が安くなるサービスと思っておけばよさそうです。
以下が取引の比較表です。通常のスタンダードプランはもちろんの事、PTS取引よりも割安ですね。年間だと結構大きく差が出そうです。
約定金額 | 取引所取引スタンダードプラン | PTS | SSBO-X |
~5万 | 54円 | 50円 | 47円 |
~10万 | 97円 | 92円 | 87円 |
~20万 | 113円 | 108円 | 102円 |
~50万 | 270円 | 257円 | 244円 |
~100万 | 525円 | 498円 | 473円 |
~150万 | 628円 | 597円 | 567円 |
~3000万 | 994円 | 946円 | 898円 |
SBBO-Xの利用条件
2019年6月現在、SBBO-Xの利用条件が変更されています。
対象は以下のユーザーでほとんどの方に使用できるようになりました。以前はある程度、資産が必要でしたが1年以上、株の経験があればOKという事です。
■個人のお客さま
20歳以上かつ国内現物株式の取引経験が1年以上■法人のお客さま
国内現物株式の取引経験が1年以上
2018年の4月から「SBBO-X」のサービス自体は開始されていたみたいですが、4月の対象者の条件が「預かり資産1000万円以上(外国株を除く)」だったみたいなので、私は対象者ではなかったみたいです。
2018年の8月は判定基準が以下に緩和されたので、私のもとに通知が来たというわけですね。ちなみに私の現在のSBI証券の預け入れ資産は650万円くらいなので条件が満たされたという事みたいです。
月末時点の預り資産(現物株式、投資信託、現金残高(ハイブリッド預金含む))が1,000万円以上のお客さま、または月末時点の預り資産(同上)が500万円以上で月末を含む月内に現物株式の取引が1回以上あるお客様。
利用条件を満たせば4ヵ月後の10営業日まで同サービスが利用可能になるとの事です。
SBBO-Xの注意点
アクティブプランを利用している場合は手数料は変わらない
アクティブプラン(1日定額プラン)を利用している場合は、SBBO-Xを利用しても手数料は変わりません。
対象となるのは現物取引だけ
SBBO-Xサービスが適用されるのは現物取引だけです。信用取引の注文には適用されないので要注意です。
やはりSBI証券はすごい
さすがSBI証券ですね。次々と新しいサービスが始まっていきます。
同様のサービスは2019年6月の現時点でSBI証券だけです。やはりSBI証券は今の所、他の証券会社よりも頭一つ抜けている印象です。
SBBO-Xでさらに手数料が安くなったこの機会にSBI証券を試してみては?