2018年の年末は米中貿易摩擦などが原因で、暴落と言っても良い株価下落が続いています。
2017年は株を持っていれば上がったラッキーな相場だったので、儲かった人も多いと思いますが今年はそうはいきませんね。
現在は投資達の心理はかなり悲観的で「もうダメかもしれない」とか「全部株を損切りしました」などの声が聞こえてきます。
私自身は悲観しすぎなのでは?と感じています。今回はその理由について少し語っていきたいと思います。
2019年の株式市場はどうなるか
投資家が今気になっているのは2019年の株式相場がどうなるか、という点だと思います。
こういう事を予想する事に意味はないですし、当たらない可能性も多々あります。プロでも当たらないのですから当然ですね。
しかし2018年12月現在の株式市場の様子を見ると必要以上に悲観しすぎていると感じています。
というのも企業の業績が極端に悪くなったわけでもなく、むしろファンダメンタル的には良好な企業が多いので来年の1、2月頃には株価が反転するのではないかと思っています。
もし仮に株価が反転するのであれば今は仕込み時という事になるので、私は現在少しずつ株を買ってます。
逆イールドカーブが発生による景気交代の懸念?
景気後退のサインとして1番騒がれているのが、米国の長短金利の逆転、逆イールドカーブです。
以前に発生した暴落で有名なのはITバブル崩壊(2000年12月)、リーマンショック(2008年9月)です。
ITバブル崩壊は10ヶ月前、リーマンショックは2年前に逆イールドカーブが発生しています。
過去の歴史を振り返ってみても逆イールドカーブが発生した後でも1年ほどは株価は上昇していくのが従来のパターンですので、2019年の間は問題ないのでは?と思っています。
逆イールドカーブが発生した後に株価暴落が起きていない事もあるので、必ず景気後退すると言うサインではありません。
株価下落サインバの「バルチック海運指数」
世界株の先行指標としてバルチック海運指数というものがあります。
バルチック海運指数(バルチックかいうんしすう、Baltic Dry Index)、通称BDIは、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表する。基準となる1985年1月4日を1000として算定している。
wikipediaより引用:バルチック海運指数
バルチック指数は1,2ヶ月遅れで株価と連動しているとの話なので、2018年の10月と12月の暴落は当たっています。
しかし、長期トレンドでみた場合は上昇傾向にあるので、こちらも景気後退の心配はあまりないですね。
米中間選挙の翌年は株価が上がりやすい
米中間選挙の翌年は株価が上がりやすいというアノマリーがあります。
この米中間選挙の翌年というのは大統領選挙の前のであり、2019年がその年にあたります。
米中間選挙の翌年のNYダウの株価上昇平均は、1950年以降のデータで見ると平均+15.8%で、17回中16回が株価上昇した、という凄まじいデータがあります。
特にトランプ大統領が選挙前に、景気対策の政策を発表する可能性が高いので私は2019年の株に関してはある程度楽観しています。
今のうちにNYダウのインデックス投信を買っておけば安心かも?
景気後退の懸念はたくさんありますが、それは今に始まった事ではありません。
「実態経済が悪くなっていないのに投資家が悲観しすぎている」というのがやはり私の結論になります。
2019年は米中選挙の翌年の株価上昇のアノマリーもありますし、現在下落中のNYダウに連動するインデックス投信や米国株を買っておけばそんなに心配ないのでは?と思っています。
ちなみにバフェットの発言のせいか、S&P500の指数の方が有名ですが5年スパン以外ではNYダウの方がパフォーマンスが良いというデータがあります。
期間 | S&P500 | NYダウ |
1年 | 20.01% | 23.52% |
2年 | 14.23% | 16.44% |
5年 | 69.16% | 58.35% |
10年 | 60.24% | 60.41% |
1985年~ | 1211.02% | 1528.44% |
とりあえず当ブログでは年末か年初は「iFree NYダウ・インデックス」でも買うか、個別株で割安なものを買い増す方針で行きたいと思います。