最近、バリュー投資で有名なかぶ1000さんがツイキャスをされていて、その内容がかなり面白いです。
かぶ1000さんは株式投資家にとってはかなり有名な方で、バリュー投資という堅実な投資で3億円以上の資産を築かれた方です。
ツイキャス情報は有料級のものばかりでほぼメリットしかないかぶ1000さんのツイキャスですが、唯一のデメリットとして話している時間がかなり長いです。
最低でも1時間、長いと3時間もぶっ続けで話しているので、なかなか全部聞けない方も多いと思います。
そこで前回放送していた「かぶ1000さん流、保有銘柄の整理整頓のコツ」の内容をまとめてみました。
放送を聞くと1時間かかりますが、この記事だと5分で読めますので、サクッと内容を見たい方はどうぞ。
かぶ1000さん流「保有銘柄の整理整頓のコツ」
かぶ1000さん流の「保有銘柄の整理整頓」をするにあたって、まず心がけて欲しいのが
- 今の状況を重視する
- 昔買った理由はいったん忘れる
という事です。
買った時はそれなりに理由があって買っていますが、時間がたつと保有銘柄の状況が変わるので「今の状況がどうか」を見て、整理(売却)するか判断します。
その上で3つの点に注目しながら保有銘柄を整理していきます。
今持っている銘柄が投資目的にあっている銘柄か
株を購入している人は、優待目的、配当目的、値上がり目的…など、さまざまな投資目的があります。
現在、自分の投資目的と保有している銘柄が目的にあっているかを1つずつ確認していきます。
例えば、資産を大きく増やしたいのに、高配当の大型株を持っているのでは、自分の投資目的と保有している銘柄が異なってしまいます。
もう一度、自分の投資目的を再確認し、保有銘柄が合っているか再確認して整理していきます。
もう一度自分の持っている銘柄を今買えるかを考える
仮に自分の保有株が買った時より値下がり、または値上がりしていた時に、現在の価格でもう一度買えるかを考えてみます。
もし「買える」のであれば、保有継続、または買い増しをします。
もし何らかの理由で「買えない」と思うなら、整理(売却)してしまうのが良いです。
「買えない」という事は、自分の持っている株に対して、何らかの不安があったり、割安性が薄れているという事ですので、さっさと売って自分の自信がある株に乗り換えてしまいましょう。
保有銘柄が管理できる数量、銘柄数か
「卵は一つにかごに盛るな」という投資の格言がある通り、ほとんどの方が保有銘柄を複数保有する分散投資をしているかと思われます。
しかし保有銘柄を分散しすぎて、保有銘柄数を多くしすぎると少し危険です。
株は四半期ごとに決算があるため、年に4回決算短信などの情報を見る必要があります。
仮に今、20銘柄の株を保有している場合、4×20で年間80回も決算情報を見る事になってしまいます。
自分がどれだけ投資に時間をかけられるかは人によって違います。
しかしほとんどの方が仕事をしながら兼業で投資をしている状況なので、時間が限られてくるため、時間を有効活用するためにも、保有銘柄数は自分の余暇時間と相談しながら決めてしまいましょう。
ちなみにかぶ1000さんの保有銘柄は10-15程度ですが、これは資金量が多いためです。
投資資金が1000万以下の方は5銘柄くらいが、資金効率が良くちょうど良いとの事です。
株1000さん流「保有銘柄整理のタイミング」
次は保有銘柄を整理するタイミングについて見て行きます。
かぶ1000さんの保有銘柄整理のタイミングは、以下の3つのタイミングとの事です。
-
3ヶ月に1回(四半期毎)に保有銘柄を見直す
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相場(株価)が大きく動いた時
-
自分のパフォーマンスがインデックス(市場平均)と比べて悪い時
3ヶ月に1回(四半期毎)に保有銘柄を見直す
会社の決算は四半期に1買い実施されるので、3ヶ月に1回、保有銘柄の状況が分かりますので、そこが一つの銘柄整理のタイミングですね。
例えば、配当、優待権利確定日に株価が落ちて、その後も下がり続ける株は、配当、優待目的で持っている投資家しかいないという事になります。
自分が値上がり目的で保有しているのに、そのような状態になった時は整理(売却)を判断するタイミングとなります。
相場(株価)が大きく動いた時
相場(株価)が大きく動く時は、見直すタイミングです。
なぜなら株価が大きく動く時は、オーバーシュート(需給関係により、短期的に実体からかけ離れた価格になる)する事が多いためです。
例えば株価が大きく下げた時は、株価が割安になるため、買い増しのチャンスになります。
しかし株価が下がった原因が業績下方修正など悪材料の場合は、もう一度見直して本当に割安かを確認する必要がありますね。
自分のパフォーマンスがインデックス(市場平均)と比べて悪い時
相場全体が悪くて、自分の持っている銘柄のパフォーマンスが悪いのはしょうがないですが、相場全体が良くて、自分の銘柄が上がらない時は見直すタイミングです。
個別株へ投資するのは、インデックス(市場平均)より良いパフォーマンスになる事が目的ですが、そうなっていないという事は自分の判断が間違っている可能性があります。
みんなが儲かっている時に自分だけ損しているというのはメンタル的にも良くないです。
株1000さん流「保有銘柄整理のメリット」
次に保有銘柄整理のメリットについてご紹介していきます。
保有銘柄は整理する事によって3つのメリットがあります。
- 自分が持っている株が、自分の投資目的に合っているかを再認識できる
- 節税効果が期待できる
- 資金効率が上がる
仮に整理した銘柄が、含み損だった場合は、損した金額の20%が戻ってくるので、その分を投資すれば投資資金効率が上がります。
損している銘柄を売却するのは、精神的にきついですが、上記のメリットがあるので思い切ってやってしまいましょう。
時間があればかぶ1000さんのツイキャスを1回聞いてみよう!
以上、かぶ1000さん流の保有銘柄整理のコツをご紹介させて頂きました。
かぶ1000さんのツイキャスでは、今回紹介した以外にも素晴らしい情報がいっぱいです。
こんな情報を無料で公開してくれているので、感謝しかありません…。
時間がある方は一度、かぶ1000さんのツイキャスを聞いて見る事をおすすめします!
株を購入、整理(売却)した時はかならず記録をつけていくようにしましょう!株の売買記録をつけていく事で自分の透投資力をあげていく事ができます。