最近、株も仮想通貨もちょっとツライ相場です…。こんなつらい時は現実逃避をして、セミリタイア後の海外移住に思いをはせる日々が続いてしまいます。
先月は海外移住候補のセブ島(フィリピン)に1週間ほど行ってきました。理由はもちろん将来の移住先候補の下見です。
今回は海外移住先候補としての観点で、セブ島(フィリピン)のメリット・デメリットをまとめてみました。ご参考までにどうぞ。
海外移住先としての条件
まず私が海外移住先に求めるのは以下の3点です。
- 生活コストが安い
- ビザが取得金額が安い
- 税金が安い
セブ島(フィリピン)はこの条件をすべて満たしており、非常によかったです。
セブ島(フィリピン)の生活コスト
生活コストが安ければ安いほどセミリタイアに必要な資金のハードルは低くなります。
たとえばセブ島は1ヶ月の生活費が8万円程度で済むそうなので、年間では96万円あれば生活できる計算になります。
私のセミリタイア目標の5000万円を低く見積もって年率3%で運用したとしても、年間120万円(税引き後)になるので、フィリピンで配当金生活しても、お釣りが来ます。
もちろんこんなカツカツでは移住はしないと思いますが、出来る!というだけでも希望が沸いてきます笑。
ちなみに以下は実際にセブ島に移住している方の生活費の内訳です。
セブ島の生活費内訳(友人(20代♂)の場合)
項目 | 日本円 |
家賃 | 35,000円 |
食費 | 15,000円 |
通信費 | 5,000円 |
光熱費 | 10,000円 |
雑費 | 12,000円 |
合計 | 72,000円 |
保険などに加入すると、ここからプラスとの事ですが大体これぐらいで生活しているとの事。
日本だとめっちゃ頑張れば可能な生活費かもしれませんが、セブ島(フィリピン)ではのんびり暮らしてこのくらいだとか。
セブ島(フィリピン)のビザ
セブ島(フィリピン)では他の国とくらべて圧倒的にビザの取得がしやすいです。
私は最初、ニュージーランドに住みたいと考えていましたがビザ取得に最低1億円必要な事が判明して、すぐ諦めました。
以下はフィリピンの居住用ビザの取得条件をまとめたものです。
フィリピンの居住用ビザ取得条件
SRRVクラシック SRRVスマイル 1.年齢と要件 ・35歳~49歳-50,000ドル
・50歳以上20,000ドル(年金なし)
・50歳以上10,000ドル(年金あり)35歳以上一律20,000ドル 2.預金の投資転換 投資への転換ができる。
投資額は50,000ドル以上であること銀行預金として保持。
投資に利用不可。
ビザの取り消し後に引き出し可能。3.申請料 本人1400ドル
同伴者一人当たり300ドル本人1400ドル
同伴者一人当たり300ドル4.会費 年会費360ドル 年会費360ドル 出典:フィリピン退職庁
35歳という要件を満たせば、あとは最低250万円くらいあれば取得可能なので、他の国と比べて圧倒的に簡単にビザが取得できます。
SRRVクラシックの場合は投資転換できるので、フィリピン株を買うのもアリですね。フィリピンを含む東南アジアは経済成長していっているので投資対象としても優秀です。
これはフィリピン総合指数といって、フィリピン版の日経平均です。確実に成長していっているのが分かりますね。2009年から9年で4.5倍になっています。
続いて日経平均。2009年から9年で約2.5倍です。フィリピンの方が全体的に成長率が高いですね。
このようにビザのためにフィリピンに資金を入れても、日本より有望な投資先に投資できるので問題なしです。
フィリピンの税金は安い
フィリピンは日本と同じ累進課税ですが、最大税率が32%です。
日本は所得税+住民税でMAX55%なので全然違います。
フィリピンでは仮想通貨で儲かっても最大税率32%なのでかなり良いですね!
逆に消費税は12%と高いですが、そもそも物価が安いので気になりません。日本もそのうち消費税10%ですからね。
セブ島の気温
セブ島の気温は1年中気温が22℃~30℃のため、夏服だけでOKなので洋服代がかからずコスパが良いです。
私はエアコンは使わずに扇風機だけですごせました。
セブ島の治安
セブ島は基本的に観光地なので、治安は他の海外に比べて良いです。
ですが日本ほどではないので夜道の一人歩きはやめた方がよさそうです(特に女性の方)。夜はタクシーで移動が無難です。
タクシー料金が安いので(初乗り料金40ペソ(100円くらい)移動でずっとタクシーを使っても良いくらいです。
配車アプリのUberを使えばアプリが勝手に支払いしてくれるので、ボッタクリに合う心配もないです。
セブ島の食事
これはセブ島で食べたラーメンですが、めちゃくちゃおいしかったです。
セブ島で食べたご飯はどれもおいしくて安かったです。ただ野菜が少なかったので栄養が偏りそうだなと感じました。
セブ島のデメリット
私がセブ島にて感じたデメリットは以下の3点です。
- トイレに紙がない
- インフラが整っていない
- キャッシュレス化してない
トイレに紙がない
海外に行くとよくある事なのですが、トイレに紙がないので常にティッシュを携帯する必要があります。
ティッシュは流せないので備え付けのゴミ箱に捨てます。ちょっと不衛生ですね….。
インフラが整っていない
これはセブ島で歩いている最中の風景。途中で歩道が崩れています。セブ島は思いっきり発展途上国なので、基本的に8割りはこういう風景です。
これはセブ島のバス『ジプニー』。8ペソ(20円くらい)と値段は安いが、ギュウギュウ詰めなのと、スリが多いのがネックです。
キャッシュレス化してない
日本ではだいぶキャッシュレス化が進んで来ましたが、セブ島(フィリピン)ではクレジットカードの普及率が低く、常に現金を持ち歩かねばなりません。
クレジットカードをつかえる店もありますが、フィリピンではなぜかクレジットカード払いに手数料5%〜10%とられてしまいます。
特に海外は現金だとお釣りをごまかされたり、両替の金額をごまかしたりされる事が多いので気をつけなければなりません。
セブ島は移住候補としてかなり良い!
いろいろなメリットデメリットをご紹介させていただきましたが、総合的にセブ島は移住先候補としてはかなり良いと思います。
簡単な英語であまり不自由なく過ごせましたし、語学学校も多いので語学留学しながら暮らすのもありですね。
次はGWに移住候補のマレーシアに行く予定ですので、また記事にしたいと思います。